勉強より大切なもの、思いを伝えながら授業をしました (東京大学経済学部)
(投稿日) '10/05/31 14:16:02
投稿する 勉強より大切なもの、思いを伝えながら授業をしましたへのコメント
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だいすけ
すごいですね!!
熱血指導!というのがすごく伝わりました。 実際に東大に合格できるという生徒さんもすごいですね。
投稿:'10/02/25 20:25:49
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にっく
熱い!!!
熱い思いを感じました。 僕も頑張らないと… こんな先生に出会いたかったって思います。 東京に住んでいないのが残念です
投稿:'10/02/26 14:17:55


K君とは、1年生のときから、長く一緒に歩んできました。正直、1年のときは受かるとは思っていなかったです。ただ、Kくんは、私に叱られ続けながらも、乗り切ってゴールにたどり着きました。
テスティーの中で私は一番怖い先生だと思います。今教えている生徒に聞いたらそうだと言っていました(笑)。私はよく生徒を叱ります。叱るというよりは、語っているという方が正しいと思っているのですが、きっと生徒にとっては叱られていると思っていることと思います。Kくんには、おそらくいままでで一番叱りました。ただ、私の叱るというのは、おそらく普通の塾の先生とは違います。私が叱ることは勉強についてではないからです。
私は、その生徒の日常、生き方、もっと言えば生徒自身について語り、叱ります。私の人生は、保護者の方の半分に満たないことなど多々あり、私などが厚かましいのかもしれませんが、だからこそ私の思い、私の人生、私自身をすべてぶつけて話をします。語れば語るほど多くの生徒は泣きます。叱れば叱るほど、生徒は悔しくて泣き、次の週には新たな良い一面を見せてくれることが多いのです。
一方で、私は授業を聞いてないとか、宿題をやって来ないとか、そういった部分についてはあまり叱りません。結果的に宿題につながるようなことを言っているのですが、少なくとも直接的な言い方はしないのです。宿題を例にしてKくんに話したことを書こうと思います。
私は、宿題を多く出します。おそらくこれを読んでいる方が思う「多い」を大きく上回る「多さ」です。宿題の多さもテスティーの中では群を抜いている方かもしれません。
しかし、私は宿題のチェックをあまりしない。その代わりに、テストを行ったり、生徒に質問をしながら授業を進めたりします。当然宿題をやることに意味があるのではなく、理解できること、力になることが重要です。だから、力になったかどうかだけを常日頃からチェックするようにしています。もちろん宿題をやらなければ、理解は深まらないので、宿題をやることは必要条件です。しかし、私は宿題をやってこなかった生徒に対して「なんでやってこなかったんだ!」とは言いません。
Kくんに常々言っていた言葉を記します。
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これは誰の勉強?Kの勉強だ。誰の意志でやるの?Kの意志だ。やらされるな!
勘違いしちゃだめだよ、俺の仕事は合格させること、ただそれだけだよ。そしてこれは「強要」じゃない、別に嫌なら俺は今この塾をやめることだってできる。ただね、俺はKが強い意志を持っているなら何とか助けになってやりたいと思う。この世界にはね、「やらされてる」なんて言葉はないんだよ。
どんなにキツイ宿題だろうが、どんなに理不尽な要求だろうが、最後に決断して動くのは自分自身だ。決断をするということは自らに責を課すという事。他人のせいになんかするな!!!嫌ならやめればいい。合格したい奴だけついてこい。
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辞めればいいなんんて言う先生はそりゃ怖いですよね。ただ、私は「君ならできる!」とか無責任には言えない。なぜならやるのは生徒であって私ではないからです。この言葉は結構厳しいことを言っているときなのですが、Kくんをどれだけスパルタで指導してきたかが分かると思い書きました。こうやって文章にすると本当に怖いですね…
部活が終わったころからエンジンがかかりだしたKくんは、「自らやる」という事を実践できるようになりました。私の中で、1つ目のステップをクリアしたことになります。越えなければならないステップがもう一つあります。それは、自分の限界を作らないこと、そして、つらくても努力をやめない強い心を持つことです。
Kくんの成績の伸びが止まり、勉強量もなかなか増えなかった時に言った言葉です。
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これは生まれもったものとか体力の問題じゃなくあくまでも精神論だ。人がもう駄目だっていう限界ぎりぎりのラインなんてこんなもんじゃない、こんなもんじゃないんだ。
成績が上がらないのはセンスがないから。勉強のモチベーションがわかないのも才能がないから。あの人にはかなわないから。
人は目指していた何かを断念する時必ず理由をつける。なぜかわかるか?
その方が楽だからだ。ダメならダメでいい。ただ自分の努力の足りなさをべつの何かのせいにはするな
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限界を引くのは簡単なんです。それを越えなければならない。私たちは小手先のテクニックを教えることで、成績を上げることだってできる。成績があがることはやる気につながるので、私もやる気を出させるために、そういった指導をするときもあります。ただ、Kくんが目指す東大への道のりを観想するためにはそれだけではダメです。自分を超えていかなければならない。自分自身で強い意志を持たなければ、上がっていけないんです。
時間の制約は確かにありますし、勉強をする時間という意味では限界はあるかもしれません。体調を崩してしまっては意味がないので、そういう意味でもやはり限界の存在は否定できないでしょう。
ただ、私が塾講師を始めてもう4年目に突入しましたが、自分が中学高校時代、続けてきた努力と比べて、この子はホントに頑張っているなと思う生徒は、ホント数人しかいません。それでも生徒たちはよく「頑張ってるよ!これ以上はちょっと無理なんですよ~」と言います。本当にそうなのか、色々悩みましたが、少なくとも私が今まで教えてきた生徒は、もっと頑張れた。そして成績を伸ばしました。
Kくんは、最後の努力が本当にすごかった。それを見てこの子は受かるなって思いました。
きっとその力は部活動で養われた部分が大きいと思います。私も高3の6月末までインターハイを目指して頑張っていた人間ですので、そのことはよくわかりました。
私は勉強がすべてだとは思いませんし、勉強ができるだけでは社会に出てから間違いなく苦労します。私は、生徒に本当の「自分の力」をつけてほしい。TESTEAではそれを人間力と言っています。
私が生徒によく話す言葉を紹介してしめたいと思います。
君が今から始めて、そこまで到達できるのかい?
難しいけどできるのか、難しいから無理なのか
君が決めるんだ
Kくんには、これから、枠を決めてしまわず、ただひたすら突き進んでいってもらいたいです。
最後に。
合格おめでとう。